公明党は与党時代、自民党候補を積極的に推薦し、バーターで比例代表での協力を求めてきた。これについて山口氏は「これまでは政権維持を中心にすえ、そうした対応をとってきた。今回は政権うんぬんにはつながらない」と述べ、今回の方針が事実上、自民党との協力関係の見直しであることを示唆した。山口氏は「これまで各地で築いてきた信頼関係を生かしてくれればと思う」と地域レベルでの協力は否定しなかったものの、選挙区事情によっては民主党やみんなの党と連携する余地を残したともいえる。
参院選を反転攻勢の足がかりにしたい自民党にとって、公明党の方針転換による影響は大きい。自民党選対幹部は「野党になったから仕方がない。候補者が地域で公明党と信頼関係を築けるかどうかだ」と語った。【梅山崇、木下訓明】
【関連ニュース】
鳩山首相:公明・山口代表と会談 政策提言に丁寧に対応
公明党:新代表に山口氏内定
鳩山首相:公明に「配慮」 国会運営、参院選にらみ
党首討論:政策論議置き去り 谷垣・自民総裁、追及に新味なく/首相、公明には配慮も
特集ワイド:愚問ですが 民主と自民との距離感は 山口那津男・公明党代表に聞く
・ 首相、訪米に意欲 米国土安全保障長官と会談(産経新聞)
・ 桜危機の吉野守れ、地元・保勝会が住民説明会(読売新聞)
・ 福岡・能古島の切断遺体、32歳女性と判明(読売新聞)
・ 執行部交代考えず=谷垣自民総裁(時事通信)
・ 悪質商法、高齢者が標的に…業者にリスト流通(読売新聞)